国際免許が認められなくなり、海外で免許を取得し、日本で運転する場合は外免切替試験を受けて、日本の運転免許を発行してもらう必要があります。
諸外国では自動車免許は当然の権利として比較的簡単に取得や切替ができますが、 日本ではそうはいかず。では切り替え体験記を記載します。
★神奈川県警ホームページ
おおまかな流れとして、
1.書類集めて申し込み
2.適正試験、知識確認
3.運転能力の実技確認
1.は面倒ですけど、まぁ問題ないですね。
2.の適正試験は視力テスト(矯正で両眼で0.7以上、片眼で0.3以上)、色彩識別能力テスト(赤色、青色及び黄色の識別ができること)。障害者であれば、運動能力テスト。知識確認は、筆記テストですが心配いりません。非常に簡単な常識的な試験で、10問中7問以上で合格。たとえ事前勉強せずとも、ここで落ちる人はいないのでは。神奈川の場合、日本語以外の数ヶ国語でも受けられました。
でも。超難関なのが、3の運転能力の実技確認=実技試験です。「上手に運転ができる」程度のレベルではまったく通用しません。タクシー運転手やプロレーサーが落ちたという笑えない話もあります。要は運転技術ではなく、試験用の運転がいかにできるか?がキモです。これを頭に叩き込んで望まないと100%落ちます。
この3の実技試験、以下の国の免許保持者は免除されるようです。1と適性検査のみで知識確認さえも免除!
上記の国々が実技試験免除される理由は、「外国免許関係事務の取扱いについて」に記載あり。日本と同等の運転免許制度がある国だそうです。この先読む必要ないので、さっさと書類集めて、免許もらってきましょう。
僕の場合はアメリカで取得し、自動車免許(マニュアル)と、その後大型自動二輪の免許の切替。実技試験に挑んだわけですが、これがもう、悔しさと腹立たしさの連続でした。そんな人が一人でも減るように、情報残したいと思います。
1、2の試験は、申請しに行ったその日に行われますが、3の実技試験はその日に行われず、1-2週間後の予約した日に実施します。試験が平日のみなので普通に仕事をしている人は休まねばなりません。落ちたらまた仕事を休まねばなりませんから大変です。しかも2回目以降は予約もできず、当日行ってキャンセル待ちというスタンス。会社を休んで行っても、受けれない可能性もあるわけです。
僕(運転暦10年以上)は4回度目でやっと合格しましたが、最初の2回は、”試験のリアル”を知らなかった為に落ちました。これを知らないと、いくら運転技術の練習をしても無駄です。
<実技試験のリアル>
まずネットやブログの体験談に数多く目を通すことをお勧めします。これによってわかることは、運転技術と関係のないところで大きく合否がわかれるようだ、ということ。
自動車の場合、合否は同乗する試験官の一存で決まります。サブチェックの機能などありません、試験官の一存です。その合格基準も試験官によってバラバラ。また基本的に落とすことを目的にやっています。
どんなに正確に運転をしても、非常に些細なことを指摘して落としたり、逆にミス連発している女性がなぜか合格したり。僕の場合も、実は4回目も最初は不合格とされました。その不合格理由のあまりの理不尽さ、4回も会社を休んで周囲にかけた迷惑、4回分の試験費用。とても我慢できずに感情的になってしまい、「わかったよ、合格にしてやるから」といわれてパスしています。
具体的には、挨拶、服装、印象に十分気を使うこと。特に「よろしくお願いします!」など、しっかりとした挨拶は必須。
<二俣川コースの攻略法>
これが二俣川のコースです。実際に試験を受けることになったら、日本人外国人関係なく、もう教習所乗りを覚えるしかありません。どんなに運転に慣れてても普通にまわれば必ず落ちます。
当日、7時10分から数十分、あと12-13時の間はコースの中を歩くことができます。このページをプリントアウトしてポイントを確認しながら、2-3回は必ずコースを歩いてください。
簡単なコースですが、実際に試験で走るとその緊張感からアタマの中が真っ白になり、考えている余裕がなくなります。何度も歩いてカラダに覚えさせるのが重要だと思います。
他のホームページをみると、必要以上に細かく記載されているものがあります。例えばバックミラーは左手で直さないと肩が動くので減点、とか。ドアを閉めるときは一旦20cmで止めて後方確認してから閉める、とか。
実際受けたり試験官に聞いた話だとそこまでは関係ないようです。
また、試験は緊張感との戦いでもあります。以下、自分と各試験生の話を元に最低限のことだけ書きました。頭で覚えず、体で覚えてください。
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では実際にコースをまわってみましょう。
※変更されてるかもしれませんので、確かめてくださいね!
←便宜上左の画像は進行方向に向きを変えています。見にくいかもしれませんが、これを印刷してコースをあるいてみてください。 自分の試験の前に、前の試験者の後部座席にのり一緒にコースを回ります。がちがちに緊張しているドライバーをみて自分の緊張をほぐしましょう。 順番がまわって来ました。試験官に呼ばれたら車にのります。乗るところから試験は始まっています。後方確認/ドアを開ける/乗る/後ろを確認しながらドアしめる/シートベルトを締める/ミラーを直す。 すると試験管が「はい、だして」と言います。マニュアルの場合はニュートラルに入れてクラッチを踏み、キーをまわしてエンジンをかけます。注意として、試験車はクラッチを踏まないとエンジンがからないように改造してあります。いつものクセでキーだけまわさないように!ウインカーをだし、車内ミラー/バックミラー/実際に後ろみて確認/発進します。 |
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最初の直線は試験範囲に入っていません。ここでクラッチのつながり具合など確認します・・・とはいっても距離は殆どありません。最初の大通り手前でストップ。左右確認。大通りを右折します。そのときに大通りへは、斜めに入らず、まっすぐ進んでから右に切り込むように曲がります。右に曲がったらすぐ信号があります。ここで真ん中車線に寄せ、右折します。ここでは斜めに曲がります。(図の青線参照) 曲がったらスグに左に寄せて走ります。 |
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この短い直線でで3速まで入れます。 一瞬でいいので3速に入れてください。無理かもしれませんが、強引にいれてください。マニュアルの人は、とにかくギアを頻繁に使わないと必ず落とされてしまいます。 この場面でも、どうかんがえても2速で充分な距離ですが、3速に入れないと減点なんです。急加速ポイントです、しないと3速に入りません。※余談ですが、ここの直線でどうやって3速まで入れるんだ!と試験官と言い合いになってる黒人男性がいました。確かに・・・! 7番のカーブは、とにかく左に寄せて小さく曲がってください。カーブを曲がるときは2速で。 |
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直線です。ここでは4速まで入れます。ただ信号にひっかかると4速までは入らないでしょう。最低3速。必ずいれるようにしてください。もう走りだしたら瞬時に2速いれ、ノッキングの寸前で3速は一瞬いれ、すぐ2速戻す。ここでも左側1mくらいのとこを走行します。信号を超えたらすぐ、次の右折に備えて車線右端に寄ります。(青線参照) |
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左右確認しながら右折しましょう。ここも斜めに入ってください。この交差点では左右正面から車がこなければ、一端停止することはありません。徐行で抜けてください。まがったらやっぱり左側走行。 |
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ここで一端止まって左右確認。僕は確認しすぎてて減点されました。目安ですが、3秒以上確認してないほうがよさそうです。確認が終わったらすぐに発進してください。ここのカーブも小さく小さくまわってください。 |
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このエリアは徐行です。30km/h以上だしてはいけません。10番のカーブもゆっくりまわりましょう。この曲がったあとの直線、ほんの30mくらいに思えたのですが、「なんで2速なんだ!一瞬でもいいから3速にいれろ!」と試験中に怒られました。どうかんがえても2速の道です。3速までいれたらエンストしそうです。でも入れなければいけないそうです。 |
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すぐにウインカー/バックミラー/後方確認/車線変更/で右によります。前から車がこないのを確認して斜め気味にまわります。ここでも対向車がこない限り止まらないようにしてください。右折したら次の左折に備えて左に寄ります。寄る、というより右折の段階で左に寄せとくといいでしょう。 |
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曲がったら直ぐに右ウインカーを出して、バックミラー/見きわめ/右寄せ/です。クランクに入ります。 |
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右寄せの状態からクランクに入ります。このとき反対車線からクルマが来ない限り、特に止まることなくそのままクランクに突入します。クランク自体は、さほどムツカシくありません。教習場では、クルマの角と縁石が重なったら、思い切りハンドルをきれ、と教えているそうです。 |
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小さな14番を左折します。クランクより全然簡単です。特に問題ないでしょう。ギアは2速でまわります。ここで大通りに出る左折の時に縁石に乗り上げる人が多いそうです。気をつけましょう。 |
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また左寄せから小さく左折。その後にすぐ右ウインカーを出して中央寄せ。左右の確認をして大通りに入ります。このとき2車線あるうちの奥に入りましょう。(理由はわかりませんが、内側に入って怒られたことがありました。) |
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ここのカーブは徐行です。徐行マークが付いていませんが間違いなく徐行してください。フツウにはしると大きな減点になります。 |
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すぐに迫ってくるカーブがあります。ゆっくりまわりましょう。 |
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最後のトンネル直線、スピード制限ありです。 |
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ゴール。合否はその場で伝えられます。 |
正しい右折、左折のコースです。 右折は手前で中央ラインに寄り、ななめに進まないのがポイント。左折はとにかく小さく!膨らんだらアウト! |
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障害物をよけるときは、このラインで。 | |
普通に走るときは、道のやや左を走る。ど真ん中は駄目。 |
以上です、これから受ける方、がんばってくださいね!
バイク編も要望があれば掲載するかもしれませんが、まずクルマよりも楽です。試験官は遠い塔の上から、複数名います。また大勢の一般ギャラリーもいます。つまり。クルマのように試験官の気持ち次第で落とされるようなことがなく、ライディング技術に専念すればよいのです。
ポイントをいえば、練習すること、コースを歩くこと、交差点などで、大きな動作で確認していることをアピールすること。僕はバイクの方は一発合格しましした。
一番難しいとされる”一本橋”→
ではGoodLuck!!!
コメント
シンガポールのバイクの免許を日本の免許にする場合は技能試験が課される。これが本当に難しい神奈川の二俣川は難しくて有名なのだ。技能試験の難しさは免停になった人が技能試験を諦めて最初から取り直すという話が普通にあるのだ。警察で技能試験をするのは免許の復帰の場合と自動車学校を行かずに試験する場合と外面切り替えの場合だ。
安上がりで早いはずと思っていたのが神奈川の試験ではそうはいかなかった。
必要書類で言えば
JAFの外国免許翻訳文 3000円で
住民票 300円
申請書 4500円
写真700円
外国免許があってパスポートと労働許可証があっても海外にいたことを証明する期間3カ月以上を証明できない。在籍証明書または給与明細または在学証明書が必要。これはパスポートにスタンプがない国の場合の条件となる。シンガポールは指紋認証なので該当し資料不十分で初日は何もできず。
2日目は資料が揃い予約待ちだがそれだけで半日終わる。
3日目は予約された技能試験だが1500円の車両代を払う。
練習を一切させてくれない。減点方式で70点を超えると強制終了。俺もクランクで足つきで終了。全体では7人中6人がゴールすら出来ず1人だけ合格。周りの話だと別の日では10人中0人合格。7人中2人合格とかかなり厳しい。
4日目は車両代込みの試験代4500円を払う。本日最後だ。今日はすべてのチェックを済まして残り300mの交差点まで行くそこで減点超過で終了。ゴールできなかった。今日は9人で2人ゴールしたが合格は1人。謎の理由で一人落ちた。外面切り替えは噂だと群馬県がよいらしい。神奈川は最悪だとか実感したぜ。日本でバイク乗るとしたら教習所で卒検して追加した方が神奈川県民は早そうだ。
免許センターまでの交通費も含めて4日と2万円を失った。合格率は5から10%いないというところで90%以上で失格になる。想像を超えて大変だった。毎朝5時起きだし。
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